2014年4月20日日曜日

Nuong Ngon 焼肉店

ハノイ在住の日本人なら、誰もが知ってる施設のひとつ、そう。日本大使館です。

その横のとおりには、少しだけ日本食レストランが並んでいる通りがあります。その(プチ)日本食どおりで、何を思ったのか、ローカルのレストランが、焼肉屋をはじめたっぽいので、早速調査に行ってきました。

ローカル焼肉店は、ここハノイにはそれほど多くないため、クオリティが高いことを祈りたいです。




お店の雰囲気としては、そこらじゅう、どこでも見かける食堂って感じなので、お客さんが食べている料理を見ない限り、焼肉屋とは気づかないと思います。

なお、今はなにやらキャンペーンをしてる模様で、微妙な看板が立ってました。これはこれで、注意して見ないと確実に見落とします。




また、できたばっかりのお店(だと思う)なので、コップや机、路上いすなど、細かい点できれいなのですが、総合的には、ベトナムローカルのお店です。汚くなるのも、時間の問題です。





焼肉のメニューについてですが、とりあえず、一般的なお肉や料理は一通りそろっています。ただ、焼肉のお供といえば、「白ご飯」だと思うのですが、白ご飯はおいてません。ベトナム人的には、焼肉といえば、ご飯ではなく、パンか、イモ、だという話を聞いたことがあります。

ということで、お肉の注文をすると、野菜という名の「草」が運ばれてきます。あと、軽いスナック菓子的(Pho phong だっけ?)なものも、無料でついてきます。

韓国で料理を注文すると、キムチセットがおまけでついてきますが、ベトナムは、草セットがついてきます。もはやお約束です。





お肉は炭火で焼きます。もっとも、たかが炭火、日本とそう大差ないと思っていますが、実は、こういう点でも日本とベトナムの差は見え隠れします。ベトナムの炭火は、日本の炭火にくらべて、若干威力が弱く、すぐに朽ち果てる感じがします。やはり、日本の備長炭がどれほど優れているか、よくわかります。




というわけで、お肉です。




左の赤いのが、アメリカ産の牛カルビ。右側は、たぶん、ベトナム産のブタカルビです。それぞれ55000ドンと、とても格安です。ただ、ブタカルビについては、ちょっと分厚く切り過ぎてるせいか、「豚角煮かよ!」と突っ込みたくなる部位もあります。

日本の薄切り肉文化は、やっぱすばらしいです。





なお、上記の通り、このお店には白ご飯がありません。そこで、パンを注文してみました。お値段25000ドン。お菓子などで見かける、ラスクのようなパンです。




とりあえず一つ食べてみたところ、これまたうまい。こういう類のパンって、通常、思ってた味と違うことが多いのですが、これは、思ってた味そのまんまです。あんましおいしいので、ほとんどそのまま食べてしまいました。

ただ、食べてる途中に「これって、もしかして焼いて食べるんじゃね?」ってことに気がつきました。ということで、残り2枚は、焼いてみました。

するとどうでしょう。ラスクです。出来立てラスクになりました。さすがベトナム、パンはうまいです。

ということで、日本大使館裏の焼肉屋さん。オーナーの思いつきで始めた感はありますが、まぁ、話のネタにいかがでしょうか。

「肉度 3」
うまいかと聞かれると、普通です。まずいかと聞かれても、普通です。安くて、普通の焼肉屋を探しているなら、とりあえず行ってみる価値は、あるかも知れません。後は好みです。

「タレうま度 1」
焼肉といえば、タレ。多少まずい肉でも、タレがうまけりゃ、高級焼肉です。では、このお店のタレはどうでしょう。結論から言いますと、微妙です。日本人が普段慣れている焼肉のタレではなく、もっと別の料理に使うタレって感じです。

これまで、いろんなベトナム料理レストランに行きましたが、お肉をつけて食べるタレが、ここまで的外れってことはありませんでしたので、たぶん、店主の感性がちょっとズレてるんだとおもいます。

ということで、私はレモン塩で食べてました。

「大使館度 5」
大使館の近くでご飯が食べたい!という、ピンポイントな需要があれば、お勧めです。



レストラン名 Pho Ga Truyen
住所 49 Bat Dan, Cua Dong, Hoan Kiem, Ha Noi


ハノイ太郎



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