2015年3月15日日曜日

MIZUCHI 牛丼とハンバーグ

さて、おかげさまでベトナムと日本の友好関係は、日々絶好調な昨今ですが、友好の波は、飲食業界にも波及しています。

と、難しい言い方をしてみましたが、要は新しいネタ的な日本食屋をご紹介いたします。

ネタというか、普通にうまいので、お勧めです。

場所は、Nguyen Chi Thanh と Lang Ha の間の道。

かの有名な日本食料理屋「貴林」さんの近くです。(貴林についてはこちら




お店は、ファーストフード形式の日本食料理屋らしく、店内で食べるだけじゃなく、テイクアウトもできるみたいです。




店内については、新しいお店なので、非常にきれい。とてもおしゃれで、流れている音楽は、当然、日本の歌。きっと意味がわかってない人が大半だと思いますが、日本人にとっては、なじみのある(古い)うたを聞くことができます。

にほんかぶれのベトナムの若者には、たまらないと思います。




壁には、何らかの日本の漫画が書いてあります。何の漫画なのかは、おっさんなのでよくわかりません。




反対側の壁には、ナルト(風)な絵が。




お店の置くには、24時間戦うビジネスマンにはうれしい、パソコンができそうな机も完備しています。ただ、どういうわけか、「絵馬」らしきものが飾ってました。韓国語・中国語・ベトナム語と、国際色豊かなので、だれか暇な人、日本語で面白いことを書くチャンスです。







ということで、店内の探検も終わったところで、今日は「牛丼セット」と「ハンバーグ単品」を注文してみました。


入り口の受付で注文して、最初にお金を払うタイプで、番号札をもらって、店内で待つ感じです。ダイエーのフードコートや、ファーストフードのお店を足して、0.5を掛けた感じです。





そんなこんなで、まずはハンバーグから。






味については、いつ食べたか、どこで食べたか全然思い出せませんが、日本の味です。どこかで食べたことのある味、そんな感じです。

ウスターソースなどを掛けただけではなく、何らかの調合が行われた、秘伝のソースがかかっています。また、ジューシーというほどではありませんが、やわらかく仕上がっているので、なかなかのクオリティです。

少し小さい気もしますが、普通においしいです。

もちろん、某高級店で提供されるような高級ハンバーグにはかないませんが、庶民としては十分な味です。友達の家に遊びに行ったとき、このハンバーグが出たとしたら、ご馳走の部類に入るかもしれません。

いわゆる、学食・社食レベル、1個150円の冷凍ハンバーグよりも、断然やわらかいです。



ハンバーグについて、あれこれ考えているうちに、牛丼セットができました。

細かいようですが、まずはお箸チェックから。




きれいなお箸で、自社ブランドの紙が巻いていました。このお店は、そこいらの日本食レストランよりも、こういう細かな気配りができているような気がします。





キャベツの千切りです。ドレッシングがベトナム風だったらいやだなーと思ってたんですが、これまた日本風。もっとも、ゴマダレ好きな私にとって、このドレッシングは、ちょっと違いました。ですが、普通にうまいキャベツです。


続いて、さやいんげん。

へぇー、ベトナムにもあるんだーと感心させられつつ、食べてみると、これまたいつかに、どこかで食べたことのある味。こういうのは、全国共通なんだなーと思いました。

気になるお味についてですが、NHKで毎日やってる5分間クッキング、見た目、普通のおばさまが、おふくろの味っていう名目で、家庭料理を作る、アレです。あの番組で作ってそうな料理です。




で、次は定番。茶碗蒸し。日本では、アツアツの茶碗蒸しがほとんどですが、ハノイの茶碗蒸しは、対・猫舌対策として、ぬるいのが一般的です。そんな期待通り、案の定、ぬるいです。見た目プリンのような、シイタケの入った、茶碗蒸しです。




で、お味噌汁。

全然、普通においしいです。普通においしい、お豆腐とワカメ、ネギの入った味噌汁。
世界でベスト3に入るスープは、やっぱり味噌汁だと感じさせられる一品です。




最後に、牛丼。

ボリュームについては、ごくごく普通です。女子は満足、男子は大盛りにしておけば問題ありません。(てか、大盛りが可能かについては、よくわかりません)




牛丼は、普通にうまいです。高級店で食べる牛丼は、イマイチつゆが少ないということがありますが、このお店については、問題ありません。ちょうどいい量です。最初に商品を見たとき、肉が少し少ないような気もしましたが、その分、たまねぎなども入ってるので、問題ありません。

もちろん、吉野家にはかないませんが、2つのおわんを置いて食べ比べなきゃ、大丈夫でしょう。しばらく吉野家を食べてない人からすると、とてもおいしく食べられる牛丼です。


さて、ネタというよりは、料理の評価になってしまいました。それも、なかなかおいしかったので、特に問題ありません。



さー、このお店のお値段は??


なななんと、上記の牛丼セットは、55,000ドン。
ハンバーグは、単品で、49,000ドン。


驚きの価格です。


しかも、ハンバーグの単品には、ご飯と味噌汁がついていました。

コストパフォーマンスについては、もはや普通の日本食屋じゃ対抗できないレベルです。

コレは、引き続き調査を行う必要があるお店です。




場所が微妙ですが、ベトナム人の友達やスタッフに対して、
「こんな店、知ってるんだぜ~」と、ドヤ顔ができちゃいます。

みなさまも、是非。


MIZUCHI
47 Nguyen Hong, Dong Da, Ha Noi



ハノイ太郎





東京レッドグリル 突撃取材

今回は、某ハノイポータルサイトさんからのお願いで、東京レッドグリルさんに、突撃取材をしてみました。普段の3倍くらい、コメントしてます。慣れないことは、するもんじゃないです。

ハノイ・ファインマップ 東京レッドグリル



高級マンションの中の、高級風・大衆居酒屋です。何がなんだかわかりませんが、その目で確かめてください。日本で食べる、一般的な料理はほとんど網羅しております。

皆さんも、是非。


東京レッドグリル(Tokyo Red Grill)
2F Sun Red River, 23 Phan Chu Trinh, Hoan Kiem, Ha Noi


ハノイ太郎


2015年3月1日日曜日

手羽先・たこ焼き等 まいどたこやき

さて、ベトナム人は、やたらと鳥が大好きです。

食事といえば、鳥。

もし、ベトナムの食卓から鳥と米がなくなれば、ほとんどのベトナム人が食料難に直面してしまうほど、鳥が大好きな国民です。

もちろん、鳥といっても、日本人おなじみのニワトリをはじめ、日本人になじみの無い鳥、そもそもベトナム人も知らないような鳥が、テーブルの上に並びます。

中でも、ニワトリなんかは、びっくりするほどの消費量です。きっと、無限に生息している地域があるに違いありません。

そんな中、またもやネタ的なお店を発見しちゃいました。

その名も、「ファーストフードジャパン、 毎度」。

旧市街の中にそのお店はあります。

実はこのお店、結論から言いますが、手羽先オブザイヤー 2015 の優勝候補にノミネートされました。(ハノイ国際手羽先評議会、回答)

今日は、そんな魅力たっぷりの、「毎度(maido)」さんへお邪魔しています。





店内はなかなかの省スペース。
ファーストフードと謳っているだけあって、カフェみたいな感じです。





メニューは、大きく分けて4種類。

タコやき、手羽先、揚げ物、そして石鹸。

まぁ、ベトナム人が作る日本食屋って、大体この3種類が中心なので、ネタ臭がする以外は、見た感じ、それほど大差はありません。





ということで、石鹸についてはスルーして、まずはたこ焼きから注文してみました。今回は、ネギマヨたこ焼きです。




むむ。。。ネギのボリュームで、たこ焼きが全然見えません。

てか、ハノイでネギマヨたこ焼きって、他で見たことがありません。その手があったか!という感じで、とても期待できます。




お好みで、七味をかけて食べます。

結論を言いますが、非常にウマイです。ぐっジョブです。

ハノイで食べるたこ焼きって、素人が作った、お金を出して食べるほどではないたこ焼きか、開き直ってベトナム人向けにアレンジした、丸いクレープみたいなたこ焼きがほとんどですが、このたこ焼きは、なかなかのクオリティです。ボリューム・味ともに問題ありません。

それ以前に、ネギとマヨネーズのインパクトがすごくて、味のごまかしが利いてて、たこ焼きにうるさい人でも、とてもおいしく食べられます。

ついでに、「タコせん」もありましたので、注文してみました。




ご存じない方がいるかもしれませんので、一応説明しますと、たこせんとは、スーパーなどに売っている「みりん焼きせんべい」に、たこ焼きをはさんだ、とてもジャンクフードな一品。お子様のおやつにもってこいなB級グルメです。



そのほかにも、みりん焼きにソースとマヨネーズを塗って、天カスをふりかけただけのおやつや、目玉焼きを乗せたおやつなど、(たぶん)全国的に有名なはずです。




まさかハノイでタコせんが食べられるとは思ってなかったんですが、結論を言いますと、せんべいがみりん焼きじゃないので、微妙でした。

みりん焼きの変わりに、ベトナムで売られている、同じような形のせんべいを使っていますが、味が全然違う。てか、どちらかというと、甘いクッキーのような感じなので、たこ焼きとの相性がちょっと微妙です。

やっぱ、タコせんって、みりん焼きじゃないと成立しないおやつだということを、痛感しました。誰か、みりん焼きを大量輸入して、上記のようなおやつを販売してほしいものです。


なお、タコせんは置いといて、たこ焼き自体は、そこいらのお店並み、あるいはそれ以上にうまいので、是非お勧めです。


次に、手羽先とから揚げを注文してみました。




まず、手羽先についてですが、結論を言いますと、めちゃくちゃウマイです。

もちろん、できたてのアツアツってこともあるのでしょうけど、他のお店でできたての手羽先を食べても、ここまでおいしいと感じたことはありませんでした。

まず、やわらかさが違う。お店の人に聞くと、本当かウソか、作り方が他とは違うらしく、日本で作り方を学んだそうです。ただ単に、手羽を揚げて味付けした、という感じではありません。

なお、手羽先といえば有名なのは名古屋ですが、ここの手羽先は、「宮崎風」らしいです。

てか、個人的には名古屋の手羽先がどんな感じか、よく知らないので、どっちだって良いです。とにかくウマイです。さすがは、鶏大国、ベトナムです。


次に、から揚げ。

ふつうは、から揚げといえば、もも肉だかなんだかを、粉をつけてあげる感じなのですが、ここのから揚げは、鶏のいろんな部位を揚げています。たとえるなら、ケンタッキーフライドチキンみたいな感じでしょうか。

ですが、これまた鶏がやわらかい。軟骨部分だって、ぽりぽり食べれちゃいます。圧力鍋なんて使ってないのに、このやわらかさ。なお、味付けは手羽先と同じなのですが、コレがまたウマイです。手羽先だけ別の料理として出していますが、この際、「鶏」っていう区分で良いんじゃないかと思えるくらい、いい感じに仕上がっています。




ということで、気になるお値段ですが、
たこ焼き(ネギマヨ)は、6個で45000ドン。
普通のたこ焼きであれば、6個で40000ドン。

手羽先・から揚げは、1個20000ドン。

手羽先・から揚げ・たこ焼き、すべて、
たくさん買えばちょっぴり安くなります。


ちなみにこのお店、奥野さんという名の、ベトナム人が経営するお店です。

若干、意味がわかりませんが、大阪に住んでたので、この味が出せるらしいです。話だけ聞くと、単なるネタっぽいですが、実際うまいので、ある意味納得です。




ということで、ネタを探してやってきた、「まいど(Maido)たこやき」さん。

「せっけんが売っている」という点と、カウンターの椅子が、ネジでとめてあるだけなので、グラグラしすぎ、という以外は、コレといったネタはありませんでした。




でも実は、本格的なクオリティだったという発見ができたので、ある意味よかったです。
今のところ、手羽先オブザイヤー2015、の優勝候補です。

手羽先を食べたくてどうしようもない方、是非お勧めです。



MAIDO(まいどたこ焼き)
43 Hang Buom - Hoang Kiem - Ha Noi



ハノイ太郎