トムヤムクンや、ビーフストロガノフ、カルパッチョが好きな子供など、見たことがありません。
よって、子供にとっての国民的料理と言えば、カレーなわけです。
本来、インド人の国民的料理であるはずの、カレー。
インド人が、「インド人の国民的料理といえば、寿司だよねー」といってるのと同じなわけで、インド人からすると、微妙な感じなのかもしれません。
ですが、他国の子供たちをうならせる一品、という意味では、カレーはすばらしいと思います。
ということで、今日は、ベトナムローカルのお店で、カレーが食べれちゃうということで、早速調査にやってきました。
お店の場所は、My Dinh 区域。区画整理が行われていないのかなんなのか、タクシーで行こうとしても、ほとんどたどり着けない場所に、カレー屋さんはあります。正確には、カフェなのに、カレーを提供するお店です。
日本人が経営しているわけもなく、普通のベトナムローカルカフェです。
ただ、非常におしゃれなので、恋人同士で語り合えば、すぐに Go To Heaven ですし、結婚も可能です。
お店は、My Dinh 日本人学校の近く、住宅街の中にあります。
歩いていくには遠く、タクシーで行ってもたどり着けない、そんな理想郷のような場所にあります。
お店の内装は、お金を掛けてるのか、はたまた、単に貧乏なのか、わかわかんない内装で、ベトナムなのに、ヨーロッパ感が出ていて、とてもおしゃれです。
イングリッシュで書かれた本や、少しですが、日本語の本なんてのもあります。たぶん、内容云々ではなく、インテリアだと思います。
また、ピアノもあるので、弾き語りたくてしょうがない人や、日ごろから恋人に歌を作ったりする人は、ちょうどいいと思います。よく分かりませんが、メロメロ感を求めている人にとっては、ちょうどいいかもしれません。
2階もあるみたいで、2階はソファー室になっています。中二階という表現が正しいでしょうか。
3階以降は、まだ作ってる途中でした。
あと、このお店。自然の風を大事にしてるので、エアコンなんてものはありません。あくまで、自然の風を大事にしている、まるで、南の島のようなお店です。
だって、ここは My Dinh ですし、ローカルのお店ですから。
ということで、カレーを注文するために、メニューを見せてもらいましたが、さすがはローカルのお店。カレーが、40000ドンです。利益でてるのか、不思議な感じもしますが、お財布には、やさしすぎる価格です。
鶏カレーと、牛カレーがありますので、今回は、牛カレーを注文しました。
待つこと10分。
あらまぁ、なんということでしょう。カレーです。
ほんまもんの、カレーです。
皆さんが、子供のときに食べてたカレーじゃないですか。
ただ、ご飯がタイ米っぽいのですが、全然問題ないと思います。
結論から言いますと、うまいです。最近お店でたべるカレーって、具材が小さくて、やれ24時間煮込んだだの、やれスパイスのこだわりだの、やれ調合だ、やれ黄レンジャーだと、自己満足なカレーが多いような気がします。
そんななか、このお店は、昭和の味を守り続けています。具も大きく、あんまり深く考えずに作っている、そんな感じです。いそがしいお母さんが、手軽に作れる料理、それがカレーなはずです。
ほんと、普通に作ったカレーが、一番おいしい。そう思わせる一品です。
なんだか見たことある箱が置いてありましたが、全然オッケー。
そのほかにも、カフェですので、デザートなんてのもあります。
他のお店に比べて、なんら遜色なく、これまた安いです。
午後の昼下がり、おしゃれなカフェでカレーを食べてデザートにしたつづみ。
おっさんにとっては、夢のような時間に違いありません。
最後にトイレはどうかと思ったのですが、トイレがヨーロピアンでした。カレー屋にしとくのが、もったいないです。
さて、肝心の場所なのですが、住所じゃたどり着けないかもしれませんので、今回は、地図を張っておきます。コレを頼りに、何とか探し出してください。
なお、お店のおねーさんいわく、
「カレーを注文するときは、売り切れてるといけないから、電話してね」とのこと。
そこまでして、食べる価値のある、カレーかもしれません。
coffe shop GAPAMA
No2, C11 My Dinh 1, Tu Liem, Ha Noi
Tel 0904.706.113
ハノイ 太郎