2015年5月18日月曜日

ローカルのカレー cafe shop GAPAMA

いつの時代も、子供はカレーが大好きです。

トムヤムクンや、ビーフストロガノフ、カルパッチョが好きな子供など、見たことがありません。

よって、子供にとっての国民的料理と言えば、カレーなわけです。

本来、インド人の国民的料理であるはずの、カレー。

インド人が、「インド人の国民的料理といえば、寿司だよねー」といってるのと同じなわけで、インド人からすると、微妙な感じなのかもしれません。

ですが、他国の子供たちをうならせる一品、という意味では、カレーはすばらしいと思います。

ということで、今日は、ベトナムローカルのお店で、カレーが食べれちゃうということで、早速調査にやってきました。

お店の場所は、My Dinh 区域。区画整理が行われていないのかなんなのか、タクシーで行こうとしても、ほとんどたどり着けない場所に、カレー屋さんはあります。正確には、カフェなのに、カレーを提供するお店です。

日本人が経営しているわけもなく、普通のベトナムローカルカフェです。

ただ、非常におしゃれなので、恋人同士で語り合えば、すぐに Go To Heaven ですし、結婚も可能です。





お店は、My Dinh 日本人学校の近く、住宅街の中にあります。

歩いていくには遠く、タクシーで行ってもたどり着けない、そんな理想郷のような場所にあります。

お店の内装は、お金を掛けてるのか、はたまた、単に貧乏なのか、わかわかんない内装で、ベトナムなのに、ヨーロッパ感が出ていて、とてもおしゃれです。






イングリッシュで書かれた本や、少しですが、日本語の本なんてのもあります。たぶん、内容云々ではなく、インテリアだと思います。





また、ピアノもあるので、弾き語りたくてしょうがない人や、日ごろから恋人に歌を作ったりする人は、ちょうどいいと思います。よく分かりませんが、メロメロ感を求めている人にとっては、ちょうどいいかもしれません。




2階もあるみたいで、2階はソファー室になっています。中二階という表現が正しいでしょうか。






3階以降は、まだ作ってる途中でした。

あと、このお店。自然の風を大事にしてるので、エアコンなんてものはありません。あくまで、自然の風を大事にしている、まるで、南の島のようなお店です。

だって、ここは My Dinh ですし、ローカルのお店ですから。

ということで、カレーを注文するために、メニューを見せてもらいましたが、さすがはローカルのお店。カレーが、40000ドンです。利益でてるのか、不思議な感じもしますが、お財布には、やさしすぎる価格です。

鶏カレーと、牛カレーがありますので、今回は、牛カレーを注文しました。




待つこと10分。




あらまぁ、なんということでしょう。カレーです。
ほんまもんの、カレーです。

皆さんが、子供のときに食べてたカレーじゃないですか。




ただ、ご飯がタイ米っぽいのですが、全然問題ないと思います。

結論から言いますと、うまいです。最近お店でたべるカレーって、具材が小さくて、やれ24時間煮込んだだの、やれスパイスのこだわりだの、やれ調合だ、やれ黄レンジャーだと、自己満足なカレーが多いような気がします。




そんななか、このお店は、昭和の味を守り続けています。具も大きく、あんまり深く考えずに作っている、そんな感じです。いそがしいお母さんが、手軽に作れる料理、それがカレーなはずです。

ほんと、普通に作ったカレーが、一番おいしい。そう思わせる一品です。


なんだか見たことある箱が置いてありましたが、全然オッケー。




そのほかにも、カフェですので、デザートなんてのもあります。

他のお店に比べて、なんら遜色なく、これまた安いです。
午後の昼下がり、おしゃれなカフェでカレーを食べてデザートにしたつづみ。

おっさんにとっては、夢のような時間に違いありません。







最後にトイレはどうかと思ったのですが、トイレがヨーロピアンでした。カレー屋にしとくのが、もったいないです。




さて、肝心の場所なのですが、住所じゃたどり着けないかもしれませんので、今回は、地図を張っておきます。コレを頼りに、何とか探し出してください。





なお、お店のおねーさんいわく、

「カレーを注文するときは、売り切れてるといけないから、電話してね」とのこと。
そこまでして、食べる価値のある、カレーかもしれません。



coffe shop GAPAMA 
No2, C11 My Dinh 1, Tu Liem, Ha Noi
Tel 0904.706.113



ハノイ 太郎





2015年5月10日日曜日

えび ビーフン てんてん (TEN TEN)

ここベトナムでは、エビの養殖場がたくさんあります。

わんさかエビがいるので、市場に行けば、どこでもエビを買うことができます。

わんさかですので、当然、エビを使った料理なんてのもあります。

ということで、今日はエビを使ったお手軽ローカル屋さんについてのご紹介です。


場所は、ハノイの日本人生息区域のひとつである、Kim Ma 通り。

日本食料理屋が立ち並ぶ端っこに、そのお店は突然現れました。




名前は、TEN TEN。したに、ひらがなで「てんてん」と書いています。意味は、よくわかりません。

お店の前には、商品の一覧表があります。





メニューは、「ビーフン」、「イエローヌードル」、「赤いきしめん」、「海老ふぉー」

以上の4種類です。翻訳的には、まぁ、間違ってはいません。

ちなみに、「イエローヌードル」って、写真的には、普通の中華麺っぽい写真ですが、


コレがおいてありましたので、たぶん、中華麺じゃなく、いつものインスタントなのだと思います。

また、4種類ともエビがメインっぽいので、エビ愛好家の方々には、たまらないお店なんじゃないかと思います。


以上、入り口の段階で多少ネタっぽかったので、味に期待しつつ、中へ入ってみました。








日曜日の昼下がりのKim Ma は、あまり人がいないからでしょうか、はたまた、できたばっかりで、知名度がないからでしょうか、お客さんが全然いませんでした。

内装的には、非常にきれいで、机がやたらと低いことを除けば、特に問題ありません。エアコンも完備してるので、ローカル食堂にしては、快適空間です。


今回は、ビーフン(えびビーフン)を注文してみました。

ベトナム2大料理の一つ、「ブン」ではなく、ビーフンです。


待つこと30秒、





そりゃ、出てきますね。


エアコンの快適さのせいで、ローカル食堂って事をすっかり忘れていました。ベトナム名物、レタスと草の盛り合わせです。

全部食べて、もう一皿お代わりするのもよし、100%手をつけないのもよし、各個人の判断にお任せする一品です。


そんなこんな考えてるうちに、商品が来ました。




んー、他のお店で食べるこのたぐいの料理とは、明らかに異なります。

なんというのでしょうか、スープが透明じゃありません。

ベトナムのフォーやらブンって、スープの透明度が高いのですが、このスープは、底が見えません。まるで日本のラーメンスープのようです。




ひとくち飲んでみると、これまた深い。ベトナム料理の中では、かなり深みのあるスープです。

やればできるじゃん、ベトナム人。という感じです。スープについて研究しました感が出てます。

普通のフォーなどのスープって、味の素ベースの、どの店も同じようなスープなのですが、このお店のスープは、なんやかんやと、ダシが出てる模様で、うまいです。

濃厚で、若干とろみがあります。

スタッフの女性に、ベトナム語で聞いたところ、どうやら豚のアバラ骨などから抽出したスープらしいです。つまり、豚骨スープみたいです。ただ、私のベトナム語レベルは、日本語検定 N6 程度なので、合ってるのかどうかは、定かじゃありません。

ですが、豚骨っぽくもあり、味噌っぽくもある、そんなスープです。

なお、ハードルを上げときながら、こういうことを言うのも変ですが、日本のラーメンスープと比べると、まだまだ修行が足りません。そこまで期待すると、がっかり感もハンパないので、注意が必要です。

基本的に、少し薄めなので、醤油や味噌で、もっと味を濃くすれば、日本のラーメンレベルになるかもしれません。

あくまで、ローカルフォー以上、日本の豚骨ラーメン未満です。

それと、少し辛いので、辛くないほうが良いなら、あらかじめ言っておく必要があります。






具材は、色々入ってますが、エビに加えて、牛すじ肉なんてのも入ってます。普通にやわらかく、とてもおいしいです。スープによくあいます。




で、肝心の麺についてですが、これが非常に残念。

商品が来るまでは、ビーフンといいつつ、単なる「ブン」じゃないの??って思ってましたが、本当にビーフンでした。

ただ、ビーフンの品質自体が、なんともいえない微妙感に満ち溢れており、それじゃない感でいっぱいです。

正直、普通のインスタント麺で良いんじゃね??っておもいました。

そういう意味では、


これでいいと思います。



ということで、ビーフンは微妙でしたが、スープが本格的にうまい、エビ系の専門ローカル食堂。基本的に麺料理だけですが、他とは違う、次世代のスープだと思うので、是非お勧めです。



ちなみに、店長は、ヘビー級です。たぶん、研究する際に、味見しすぎたんだと思います。

あと、スタッフの方々は、最低限の日本語ができますので、お子様連れでも安心ですし、お子様だけでも安心です。そもそも、机がお子様用です。



Kim Ma へお越しの際は、是非。




てんてん(TEN TEN)
647B Kim Ma, Ba Dinh Dist, Ha Noi



ハノイ太郎