2014年9月21日日曜日

ときめき 牛丼

今日は、オフィス太郎に届いた、一通のおたよりをご紹介します。

「はじめまして!いつも楽しく読んでいます。会社に行くときに、スゴーク気になるお店があるんですけど、一度しらべてほしいんです。よろしくお願いします!あと、ハノイ太郎さんのことが大ファンで、夜も眠れません!」

兵庫県西宮市にお住まいの、ペンネーム「ピチピチギャル」さん からのお便りです。


ということで、なにがどう気になるのか、現場に急行してみました。

ノイバイ空港へ行く道の、ちょっと東側、HOANG QUOC VUET 通りに、そのお店はありました。

なんでしょう、ちょっと違和感が感じられるお店です。

ん???




あれれ???




カラオケ・・・??

でも入り口には、牛丼の写真が飾ってあります。




と言うことで、今日は、カラオケなのに牛丼をはじめちゃった、アクティブなカラオケ屋さんのご紹介です。

今回も、多少不安を覚えながらも、お店に入ってみました。


店内の雰囲気はと言うと、色々突っ込みどころ満載です。2階から上は、カラオケらしいのですが、1階は、カフェというより、ラウンジっぽいです。








ベトナム人たちの憩いの場になっていたので、すごく場違いな感じはしましたが、なんとかお店の人に声をかけ、メニューを見せてもらいました。




もっと色々と写真を撮ればよかったのですが、お店の人の目が怖かったので、とりあえずメニュー全体です。牛丼は6万ドンくらいです。あと、写真が吉野家の牛丼なのは、たぶん気のせいです。

ベトナムでは、よくある間違いです。

ということで、牛丼を注文した内容がこちら。




見た目は、普通です。




で、肝心の味なのですが、ん、まぁ普通にうまいです。日本の牛どんよりは、脂身が少ない気もしますが、味は日本です。

ただ、ご飯が硬く、日本米を使ってるのかどうかが、若干怪しいところです。




で、セットのかきたま汁。かなり甘いです。味が甘すぎます。変な調味料を加えなくていいので、普通に作ってほしいものです。



とまぁ、カラオケが牛丼をはじめちゃうと言う、なかなか面白いアイディアなのですが、クオリティはまぁ、普通です。

なお、お店の片隅におじいさんがいたのですが、その方がどうやらオーナーらしく、ちょっと話を聞かせてもらいました。


要約すると、日本人のお客さんはご飯がやわらかいほうがいい。ベトナム人のお客さんは、ご飯が硬いほうがいい。だから、どっちを作ればいいのやら、困っているとのこと。

まぁ、それ以前の問題はたくさんあるのですが、一応がんばっては、いるみたいです。

ちなみに、牛丼6万ドンのはずが、どういうわけか、4万ドンにしてくれました。6万ドンじゃないの?と聞いても、大丈夫大丈夫と言われるばかり。

ちょっと価格破壊な値段設定です。

この地域は、日本食屋が少ないので、お近くにお住まいの方は、是非。



ハノイ太郎




2014年9月10日水曜日

路上 BO BIA (クレープのアメ?)

路上を歩いていると、湖などには、わんさかと、カップルの群れが湖を見ています。

まったく飽きないのかどうなのか、こっそり話を聞いてみると、「昨日見た夢に君が出てきたよ」とか、結構どうでもいい話が聞こえてきます。それでも、恋人たちにとっては、幸せの時なのでしょう。

そんな湖のほとりで、カップルのお手軽おやつとして、「BO BIA(ぼーびあ)」というものがあります。お茶に飽きたころ、恋人たちが買っていく、お手軽なおやつです。

自転車の後ろに、ラーメン屋が配達に使う、アルミ製の箱を積んで、所定の位置にスタンバイしている、自転車がいたりします。たぶん、視界に入っていないだけで、皆さんも、一度は見たことがあると思います。


今日は、恋人たちの甘いひと時を演出する、甘いスイーツのご紹介です。





このボービア、ハノイの恋人の群れの近くに、上記写真の自転車が時々走っていたりします。体当たりで停車させてもいいですし、信号待ちを狙っても問題ありません。

ですが、通常は湖の周りや、お祭りの近くなど、案外所定の位置にいたりしますので、目を凝らしてみれば、ほら、アナタの横にもいるかもしれません。

金額は、1個だいたい 5000 ドン(25円)~10000ドン(50円)くらいなのですが、10000ドン請求された場合、ぼったくられていると考えたほうがいいかもしれません。それでも安いので、まぁ後は交渉しだいです。




Tai 湖の南東あたり、湖を突っ切る道があるのですが、その道沿いには、たくさんのボービア自転車が止まっています。

恋人の群れが見つからない場合、一度通ってみるのもお勧めです。昼間はもちろん、夜の11時でもいたりします。(日によるかもしれません)


で、肝心の外観ですが、ここからは、3分間クッキングのテーマ曲を、自分で口ずさみながら、ご覧ください。


たぶん米粉で作ったクレープみたいなのを敷きます。この国の人は、何でも米で作っちゃいます。



風で飛ばないように、また、めくれないようにトングで押さえます。湖のほとりは、風が強いです。



袋から取り出した、木の破片のような物質。これを「バキッ」と折ります。



これが、「アメ」です。てか、アメじゃなかったら、一体なんなんだ??という物体です。



木製品に見えますが、所詮はアメ(だと思う)。やたらと軽いため、風で飛びそうになるのを、トングで押さえます。



ココナッツの皮を、ガバッと乗せちゃいます。市場などに売ってる、甘いココナッツの千切り、アレです。



さらにガバッと。



アメは見えなくなりました。きっと、原価はびっくりするくらい安いのでしょう。



次に、ゴマのような物を振りかけてみます。ゴマじゃなかったら、どうしよう、なんて不安もちらほら。



ここから写真を見た人は、これが何なのか、わけがわからないだろうと思います。



で、巻いてきます。



クレープのようにくるくると。てか、別にクレープじゃないので、破れにくいため、決してプロの技ってわけでもありません。



さらにくるっと。さすがベトナム。何でも春巻きみたいです。



巻き上がりました。このまま封をしたら、春巻き風です。



さー、できました。「1万ドンアルヨ」なんていわれたら、ボッタくられている可能性がありますので、日本語でまくし立てましょう。てか、作ってもらう前に、価格を聞いとくべきです。




はい、3分間クッキングのテーマ曲を口ずさんでいる人は、ここで止めてもらってもオッケーです。

ということで、恋人たちの甘い恋人、ボービア。皆さんも是非。



ハノイ 太郎




2014年9月6日土曜日

侍 SAMURAI JAPAN 牛丼

日本人の大好きな食事といえば、いわゆるどんぶりもの。

天丼、カツどん、親子丼、カレーう丼、いろいろありますが、そのなかでもっとも大衆的かつ国民に愛されているどんぶりといえば、牛丼ではないでしょうか。

一昔前、狂牛病問題なるものが社会問題となったとき、牛丼が食べられなくなるということで、心配で心配で、牛問屋の前に行列を作った人がいたとか、いないとか。

そのくらい日本人は牛丼が大好きなわけです。

昔の偉い人はいいました。

牛丼一筋、300年。早いの旨いのやっすいのー。だそうです。涙なくしては聞けない話です。

そんなこんなで、最近ハノイでも牛丼を提供してくれるお店が急増していますが、今日は、そういうお店のひとつ、侍 SAMURAI JAPAN さんにお邪魔しています。

立地条件は相変わらず悪いのですが、なかなかお客さんも増えてきており、一度は行ってみるべきお店ではないでしょうか。(特に3階はお勧め)




ちなみに、お店の名前は侍ですが、お侍さんなど全然いません。時々、村人みたいな人はいますが、侍には程遠いので、その類を目的にすると、期待を裏切られますので、注意が必要です。


入り口では、ベトナム人村人がたこ焼きを焼いてました。なかなか手馴れたもんです。




店内は、1階だけ見ると、ローカルのお店って感じですが、2階3階は、なかなか和風です。




そんなこんなで、最近売り出し中の牛丼を注文してみました。




量は気持ち少なめですが、おそらく女性ならちょうどいいサイズだと思います。また、肝心のお味のほうなのですが、実は甘すぎず、辛すぎず、ちょうどよい味加減で、非常にいい感じに仕上がっています。

まるで日本にいるかのようなテイストなので、非常に好感触です。しいて難点を言うなら、もう少し米の量を増やしてほしいかなって思います。

私の場合、米を先に食べて、お肉は最後までとっとく派なのですが、どう考えてもお肉と米のバランスが悪い気がします。多少つゆだく気味なので、米をもっと増やしてほしいかなって思います。


お味噌汁は、別料金です。でも、普通にお味噌汁なので、ここはやはりセットで注文したいものです。




さて、皆様が気になるお値段のほうなのですが、通常ハノイで牛丼を食べると大体十万丼~12万丼程度するところ、ここ侍さんでは、ななななんと、45000丼で食べることができます。

ただ、基本的には8月中だけの限定価格なのですが、9月になった今でも45000丼なので、もうそのままでいいんじゃねーか?と思います。

気まぐれで値上がりする前に、急いで食べに行くことをお勧めいたします。




侍 SAMURAI JAPAN
67 Ho Dac Di, Dong Da, Ha Noi



ハノイ太郎