2014年8月16日土曜日

Melody cafe メイドカフェ

さわやかな午後の昼下がり、当「オフィス・太郎」に、ひとつの連絡が入りました。

「兄貴、大変なんだよ。大変なことになってるんだよ!」、当社外部スタッフの一人からでした。

何が大変なのかよくわかりませんでしたが、とりあえず、現場に急行しました。




むむ・・・。




お店の外には、「メイド・コスプレカフェ」の文字が。

また、お店に入ると、どっかで見たことのある店員さんが。



まさに、事件は現場でおきてるといっても過言ではありません。

ということで、今日は、ハノイでは珍しい、メイドカフェからのレポートです。





このお店、どうやら今月できたばかりの新しいお店らしく、基本的に日本のアニメを中心とした、秋葉原などをイメージした、そっち系のお店に仕上がっています。

たぶん、日本の本格的なメイドカフェに比べると、「メイドカフェなめるな!」というクオリティなのでしょうが、ここはハノイです。妙に不思議な感覚で、面白いお店です。

少女マンガなどもイメージしており、なんといいますか、ある種のイベントのように感じられました。




ちょっとしたアニメグッツや、ワンピースの単行本なども。










いたるところに、アニメのポスターがずらりとかかってます。

こちらのお店、どうやら2階もあるみたいです。





2階はお座敷的な空間。とにかく、エアコンの効きが半端ないので、とてつもなく涼しいです。




2階のベランダには、30畳くらいのかなり広いスペースが。ここで、さまざまなアニメイベントなどでもできそうです。





黒執事などのクッションです。日本で買ったのか、はたまた自分で作ったのかは不明です。




ちなみに、右に写ってる女の子は、店員さんです。

「コスプレないの?」とたずねたところ、「こー(アリマスヨーの意味)」と言い、わざわざメイド服に着替えてくれました。




メイド服に着替えてから、お決まりのひとこと。

「イラッシャイマセ、ゴシュジンサマ」

その他、「モエー」だとか「ニャー」だとか、「ワタシハ、メオ(ネコ)デス」だとか、ハノイで初めて聞いたキーワードに、おっさんとして、不覚にも萌えました。

いや、確かにクオリティは低いです。声も小さいです。でも、がんばってるんです。がんばって日本の真似をしてる姿を見てると、おっさん、応援したくなりました。

ほかにも、男性スタッフも、少しばかりハンサムどころを取り揃えてました。3人くらいいましたが、2人は、出前(?)にいってたみたいです。写真じゃわかりにくいですが、まぁ、アニメ好き女子が好きそうな男共です。




今のところ、オムレツにケチャップ文字や、料理がおいしくなる、萌えおまじないなどはありません。単なるコスプレカフェに過ぎませんので、メニューは、そこらへんのカフェとかわりません。価格もおんなじです。





ただ、実際に行くと、なかなかのインパクトで、話のネタとしてはなかなかのお店ですし、今後の展開も楽しみです。

1ヶ月でつぶれてしまわないことを祈るばかりです。





Melody Cafe
So 9 Pham Hung, Cau Giay, Ha Noi


ハノイ太郎




2014年8月15日金曜日

堤岸麺家(Cho Lon) 本格ベトナムラーメン

ラーメンと言えば。

しょうゆや、みそ、しお、とんこつなど、その人によって、様々な味が思い浮かぶと思います。

ですが、ラーメンって本来は中国の食べ物です。上記のラーメンは、日本人がアレンジして完成させた食事に過ぎません。

そんな本場中国のラーメンが、ここハノイには時々、存在します。もしかすると、中国のラーメンをベトナム風にアレンジしたものなのかもしれませんが、どちらにせよ、日本のラーメンとは異なるので、ラーメンマニアのかた、必見です。





本場のラーメン(?)の特徴は、厨房で料理するのではなく、どういうわけか、入り口らへんで調理するのが多いです。





で、結論から言いますと、このお店のお勧めは、「ワンタンメン」です。
中国語名「雲吞」。ベトナム語名「hoanh thanh khong my」。

このお店で一番安いラーメンで、30000ドンです。でも、一番お勧めです。

ほかにも、いろんなメニューがあるのですが、他の具材は、癖が強すぎて、なくても問題ないものばかりです。てか、ワンタンが一番普通においしいです。


まぁ、なんだかんだいいつつ、今回は、あえて全部の具材が入ったラーメン、「my thap cam(50000ドン)」を注文してみました。




ということで、ラーメンです。

それなりに熱いのですが、日本のラーメンほど熱いわけではありません。あと、スープは比較的薄めのスープです。日本のスープの深みが、海底100メートルくらいだとすると、このスープは、海岸レベルの浅さです。すでに中途半端間は否めません。




メンは細めん。細くてコシがあって旨いです。たぶん、日本ではなかなか売ってない麺だと思います。個人的には大好きなのですが、量が少ない気がします。




レバーです。とりあえず臭いので、スープと一緒に飲んじゃうことが必要です。




何らかのお野菜も入っています。スープが薄くなることなど、お構いなし。とりあえず入れちゃえ的なノリです。




何からのホルモンです。歯ごたえは旨いです。




一番の人気商品、ワンタンです。中にひき肉が入っています。もう、これだけでいいんじゃね?と思わせる、そんな一品です。




うずら(たぶん)の卵です。まぁまぁ、入ってる具材の中では、比較的安心して食べれる一品です。




変な形の豚肉です。一見すると何の肉かわかりませんが、豚肉です。おいしいかというと、ぱさぱさです。



という感じです。

やはり、ラーメンは日本のものが一番旨い!という人も多いと思います。

ベトナムのラーメンは、日本のラーメンと比較すると、ハードルが高すぎるので、ベビースターラーメンあたりと比較すると、ちょうどいいかもしれません。

決してまずいといってるわけではなく、あくまで、日本のラーメンとは別料理だという覚悟が必要です。

ただ、フォーよりはバリエーションや個性があっていいかもしれません。



堤岸麺家(Cho Lon)
144 Trieu Viet Vuong, Ha Noi の向かいです。



ハノイ太郎

2014年8月8日金曜日

LUON うなぎのスープ春雨・焼き春雨

日本では、土曜の丑の日という日があります。

その日は、みんなでうなぎを食べるという、まったくもって意味の分からない文化なのですが、そのくらい日本人は、うなぎが大好きです。

そんな中、ハノイでもうなぎが食べれたらなーという方も多いはず。

実は、あるんです。ハノイのローカル食堂でうなぎを食べれるお店が。ということで、今回は、うなぎ料理屋さんのご紹介です。




お店の外観は、ホント、どこにでもあるようなローカル食堂。初めてハノイに来た人なら、絶対行かないようなお店です。

ちなみに、「LUON」ってのは、ベトナム語でウナギって意味です。ベトナムのお店は、基本的に直球なネーミングが大好きです。






店内の雰囲気も、日本人1人で入るのは勇気が入るお店なのですが、慣れてりゃ問題ありませんし、犯罪に巻き込まれる心配もありません。

むしろ、店内はエアコンがかかってて、ひんやりしています。

このお店の主力商品は、うなぎスープ春雨と、ウナギ焼き春雨です。ということで、今回は2種類とも注文してみました。


まずは、うなぎスープ春雨


見た目は、普通のフォーなどと同じような感じです。ウナギらしきものが、ふんだんに入っていることが分かります。


実際、日本のウナギとは異なり、どちらかというと、お魚の竜田揚げって感じです。


麺は、春雨。ベトナム語で「Mien」といいますが、要は春雨のようなもので、とてもヘルシーです。

全体ボリュームとしては、まぁ、女性ならちょうどよいのではないでしょうか。スープも、いろんなダシが出ているので、まぁまぁってところです。


次は、焼き春雨


ベトナムでは、「My sao」という、いわゆる焼きラーメンが非常にポピュラーなのですが、それの春雨版、かつ、ウナギを乗せた版です。


非常にボリュームがあるため、おなかもそれなりに膨れます。

ただ、焼き春雨のほうは、日本人にとってはびっくりするくらい気持ち悪いです。日本のような大きなウナギを、蒲焼にしているわけでもなく、小さなウナギを下ごしらえして、適当にカットして使用しているだけので、なんと言いましょうか、いろんな爬虫類が乗っかった焼き春雨という感じで、確実に食欲がなくなります。

スープ春雨のほうはまぁよしとして、焼き春雨は、ある種罰ゲームのようなものなので、特に女性に方には注意が必要です。


価格は、スープ春雨「Luon mien nuoc」が35000ドン。焼き春雨「Luon mien xao」は50000ドン。

できれば、スープ春雨がお勧めです。

味を求めるなら、普通の日本食屋のウナギ丼。話のネタとしてならこのお店、という具合に使い分けることが必要です。

ハノイでもまぁまぁ珍しいお店なので、一度ご賞味ください。



LUON
26 Han Thuyen, Ha Noi


ハノイ太郎