2014年10月13日月曜日

Pho Thinh Hang Bot うまくて、有名なフォーの店

10月12日現在、ハノイも、そろそろ肌寒くなってきた今日この頃。

ここが日本なら、仕事帰りに、熱燗をきゅっと飲み、アツアツのラーメンでも食べたい季節になってきました。

ここハノイでは、残念なことに、屋台は腐るほどあっても、アツアツラーメンの屋台など、どこを探してもいません。

でもハノイには、世界に誇る、フォーのお店があるじゃないですか。

ということで、今日は、ハノイで最近話題の、旨くて人気のあるフォーのお店のご紹介です。

ハノイには、フォーを出してくれるお店がおそらく10万店舗くらいあるのではないでしょうか。いや、すいません、ちょっと大げさでしたが、そのくらいフォーが食べられるお店が存在します。

そんななか、旨くて有名になるおみせなんて、両手で数えられるほどしかありません。このお店は、その中のひとつです。

とあるベトナム人の方いわく、

「いやー、ほんとマジで、パナネェっす。今まで食べたフォーなんて、もう、アレっすわ、インスタントレベルっすわ。この店が、一番ウマいっす。自分、あんまし旨いので、3日連続で通っちゃいましたよ。てへへ。」

というコメントもあります。

さて、どの程度のクオリティなのでしょうか。




お店は、大通りに面しているので、タクシーでもすぐに来ることができます。中心部からだと、車で10分くらい。立地条件は、とても優れています。最悪、シクロのおっさんに遠征してもらうって手もあります。




お店の中は、こんな感じです。日曜日、夜8時に行ったのですが、まだがんばって営業していました。やればやるほど儲かるってことを、お店の人は理解しているのでしょう。もう、笑いが止まんないんだと思います。




お店の中は、なかなかの人だかり。お店に入ってからも、どんどんお客さんが来ていました。夜8時なのに、すごく混雑していて、さすがは有名店。すばらしい客の入りです。そこまでして、フォーがたべたいのか??という気分にさせる混雑っプリでした。私もその一人です。




お箸などは、普通のローカルのお店とかわりません。衛生面は、並です

いえ、悪いわけではなく、あくまで、「並」です。ベトナムじゃ、普通なので、並です。

衛生面が悪い店は、フォーにアリがふんだんに入ってたりしますので、そういう観点からみても、並です。




あれこれ調味料が並んでいます。くどいようですが、衛生面は「並」なので、気にせず、使えば、いろんな味が楽しめちゃいます。でも、まずは、普通に食べてみたいと思います。




ということで、今回の目的、フォーです。

商品名「フォーチン(PHO CHINH)」。お値段40000ドン(200円)

ほかにも商品があるのかもしれませんが、「フォーチンしかないよ!」と言われちゃったので、とりあえず、これを注文してみました。

見た目は、普通においしそうです。




麺は、1センチくらいの平麺。平麺は、スープがしっかりと絡むので、個人的には大好きです。後は、コシがあればうれしいのですが、そういうのを求めても、だれも応えてくれないのが、フォー業界のルールです。てか、コシがないのが、フォーの醍醐味です。




スープは、透明感のあるスープ。コンソメスープのような透明感です。




で、フォーにはいってる牛肉なのですが、薄くて大きくて、量が結構はいってるので、かなり満足できるレベルです。しかも、うまいです。肉部門だけで判断しても、そこいらのフォーのお店を超えるクオリティです。

で、肝心のお味なのですが、なんと言えばいいでしょうか。スープを一口飲むと、おくちに広がる、ダシの深み。牛でしっかりだしをとっているので、これまたうまいです。ほかのお店に比べて、断然深いです。

フォーのスープって、味が、日本のインスタントラーメンより浅いのですが、このフォーは、コンソメスープのような深み、かなりうまいです。さすが、人気店だけあります。

全体的なレベルとしては、人に紹介してちょっと優越感に浸れるレベルじゃないでしょうか。

もっとも、フォーに食べなれた人じゃないと、そこまでの違いはわかりません。たぶん、ベトナムに住んで、半年以上たってる人なら、この味はわかると思います。

あくまで、フォー業界の中では、ウマイ!というレベルなので、ラーメンなどと比べると、まったく相手になりません。かっぱえびせんと、伊勢えびくらいの差がありますので、注意が必要です。

もし、ドヤ顔で、旅行者を連れてこようもんなら、「ふーん」って冷たい反応しかないと思うので、できれば、ハノイ在住の人に紹介してあげるといいと思います。

てか、人に紹介する前に、まずは、皆さんも是非。



Pho Thinh Hang Bot
39 Ton Duc Thang


ハノイ太郎



2014年10月3日金曜日

侍 SAMURAI JAPAN 牛焼肉定食

今日も、一通のお便りをいただきました。

「ハノイ太郎さん、いつもブログ読ませていただいております。とあるお店が、牛焼肉定食なるものをはじめました。とてもおいしいので、是非見に行ってあげてください」

ペンネーム サムライ店長 さん


と言うことで、今日は、安くで普通にうまいと有名な、日本食のサムライさんにやってきました。




お店は、相変わらずベトナム人ターゲットのお店らしく、ベトナム人のお客さんが多く、日本人のお客さんはそれほど多くはありません。

ですが、味は日本味。内容も日本味なので、普通にお勧めではないかと思います。


ということで、お便りをくれた ペンネーム サムライ店長さんお勧めの、牛焼肉弁当を注文してみました。




むむ。盛り付けは、きれいなベトナム料理って感じです。見た目はとてもおいしそうなビジュアルです。

お肉も、なにやら高級な牛肉です。きっと、アレでしょう。遠い異国の地で生まれ育った牛が、海を越えて飛行機で運ばれてきた、そんなところでしょう。




で、お味のほうなのですが、結論から言いますと、激ウマです。何がウマイかっていうと、タレがうまいです。

それもそのはず、以前ご紹介しました、ローカルなのに奇跡の味をかもし出す、お店のレシピを、そのままパクっちゃったのが、この料理。(奇跡の店は、こちら

奇跡のお店では、豚焼肉がメイン(だとおもいます)が、今回注文した料理は、牛焼肉定食。もちろん、肉が高級になっただけで、お味はそのまま。

どうやら、奇跡のお店のオーナーから、レシピの伝授が行われたみたいです。

本当にうまいです。それもそのはず。九州の何とかという有名な焼肉やさんのタレを使っているみたいで、そりゃウマイだろうというのもうなずけます。

ですが、ここはハノイです。ウマイだけじゃやってけません

家計のひもを握っている主婦の方々や、おこづかいが気になる旦那さんが気になるのは、やはりお値段。

と、お値段に行く前に、スープのご紹介。

付属のスープは、フランスのなんとかというスープだそうです。日本のおすましでもなく、コンソメ過ぎず、まぁ、普通にうまいです。ここでしか食べられないんじゃないでしょうか。




と言うことで、気になるお値段は。

154000ドン

んー。そうかー。
そうなっちゃったかー。

そりゃそうです。異国で生まれ育った牛たちを、飛行機で運んじゃうわけなので、燃料サーチャージやら、CAへのチップやら、ろいろかかってるのでしょう。


まぁ、このお料理が、高いか安いかは、皆さんでご判断ください。

とりあえず、味はうまいです。



ハノイ太郎