2014年9月10日水曜日

路上 BO BIA (クレープのアメ?)

路上を歩いていると、湖などには、わんさかと、カップルの群れが湖を見ています。

まったく飽きないのかどうなのか、こっそり話を聞いてみると、「昨日見た夢に君が出てきたよ」とか、結構どうでもいい話が聞こえてきます。それでも、恋人たちにとっては、幸せの時なのでしょう。

そんな湖のほとりで、カップルのお手軽おやつとして、「BO BIA(ぼーびあ)」というものがあります。お茶に飽きたころ、恋人たちが買っていく、お手軽なおやつです。

自転車の後ろに、ラーメン屋が配達に使う、アルミ製の箱を積んで、所定の位置にスタンバイしている、自転車がいたりします。たぶん、視界に入っていないだけで、皆さんも、一度は見たことがあると思います。


今日は、恋人たちの甘いひと時を演出する、甘いスイーツのご紹介です。





このボービア、ハノイの恋人の群れの近くに、上記写真の自転車が時々走っていたりします。体当たりで停車させてもいいですし、信号待ちを狙っても問題ありません。

ですが、通常は湖の周りや、お祭りの近くなど、案外所定の位置にいたりしますので、目を凝らしてみれば、ほら、アナタの横にもいるかもしれません。

金額は、1個だいたい 5000 ドン(25円)~10000ドン(50円)くらいなのですが、10000ドン請求された場合、ぼったくられていると考えたほうがいいかもしれません。それでも安いので、まぁ後は交渉しだいです。




Tai 湖の南東あたり、湖を突っ切る道があるのですが、その道沿いには、たくさんのボービア自転車が止まっています。

恋人の群れが見つからない場合、一度通ってみるのもお勧めです。昼間はもちろん、夜の11時でもいたりします。(日によるかもしれません)


で、肝心の外観ですが、ここからは、3分間クッキングのテーマ曲を、自分で口ずさみながら、ご覧ください。


たぶん米粉で作ったクレープみたいなのを敷きます。この国の人は、何でも米で作っちゃいます。



風で飛ばないように、また、めくれないようにトングで押さえます。湖のほとりは、風が強いです。



袋から取り出した、木の破片のような物質。これを「バキッ」と折ります。



これが、「アメ」です。てか、アメじゃなかったら、一体なんなんだ??という物体です。



木製品に見えますが、所詮はアメ(だと思う)。やたらと軽いため、風で飛びそうになるのを、トングで押さえます。



ココナッツの皮を、ガバッと乗せちゃいます。市場などに売ってる、甘いココナッツの千切り、アレです。



さらにガバッと。



アメは見えなくなりました。きっと、原価はびっくりするくらい安いのでしょう。



次に、ゴマのような物を振りかけてみます。ゴマじゃなかったら、どうしよう、なんて不安もちらほら。



ここから写真を見た人は、これが何なのか、わけがわからないだろうと思います。



で、巻いてきます。



クレープのようにくるくると。てか、別にクレープじゃないので、破れにくいため、決してプロの技ってわけでもありません。



さらにくるっと。さすがベトナム。何でも春巻きみたいです。



巻き上がりました。このまま封をしたら、春巻き風です。



さー、できました。「1万ドンアルヨ」なんていわれたら、ボッタくられている可能性がありますので、日本語でまくし立てましょう。てか、作ってもらう前に、価格を聞いとくべきです。




はい、3分間クッキングのテーマ曲を口ずさんでいる人は、ここで止めてもらってもオッケーです。

ということで、恋人たちの甘い恋人、ボービア。皆さんも是非。



ハノイ 太郎




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