まったく飽きないのかどうなのか、こっそり話を聞いてみると、「昨日見た夢に君が出てきたよ」とか、結構どうでもいい話が聞こえてきます。それでも、恋人たちにとっては、幸せの時なのでしょう。
そんな湖のほとりで、カップルのお手軽おやつとして、「BO BIA(ぼーびあ)」というものがあります。お茶に飽きたころ、恋人たちが買っていく、お手軽なおやつです。
自転車の後ろに、ラーメン屋が配達に使う、アルミ製の箱を積んで、所定の位置にスタンバイしている、自転車がいたりします。たぶん、視界に入っていないだけで、皆さんも、一度は見たことがあると思います。
今日は、恋人たちの甘いひと時を演出する、甘いスイーツのご紹介です。
このボービア、ハノイの恋人の群れの近くに、上記写真の自転車が時々走っていたりします。体当たりで停車させてもいいですし、信号待ちを狙っても問題ありません。
ですが、通常は湖の周りや、お祭りの近くなど、案外所定の位置にいたりしますので、目を凝らしてみれば、ほら、アナタの横にもいるかもしれません。
金額は、1個だいたい 5000 ドン(25円)~10000ドン(50円)くらいなのですが、10000ドン請求された場合、ぼったくられていると考えたほうがいいかもしれません。それでも安いので、まぁ後は交渉しだいです。
Tai 湖の南東あたり、湖を突っ切る道があるのですが、その道沿いには、たくさんのボービア自転車が止まっています。
恋人の群れが見つからない場合、一度通ってみるのもお勧めです。昼間はもちろん、夜の11時でもいたりします。(日によるかもしれません)
で、肝心の外観ですが、ここからは、3分間クッキングのテーマ曲を、自分で口ずさみながら、ご覧ください。
たぶん米粉で作ったクレープみたいなのを敷きます。この国の人は、何でも米で作っちゃいます。
風で飛ばないように、また、めくれないようにトングで押さえます。湖のほとりは、風が強いです。
袋から取り出した、木の破片のような物質。これを「バキッ」と折ります。
これが、「アメ」です。てか、アメじゃなかったら、一体なんなんだ??という物体です。
木製品に見えますが、所詮はアメ(だと思う)。やたらと軽いため、風で飛びそうになるのを、トングで押さえます。
ココナッツの皮を、ガバッと乗せちゃいます。市場などに売ってる、甘いココナッツの千切り、アレです。
さらにガバッと。
アメは見えなくなりました。きっと、原価はびっくりするくらい安いのでしょう。
次に、ゴマのような物を振りかけてみます。ゴマじゃなかったら、どうしよう、なんて不安もちらほら。
ここから写真を見た人は、これが何なのか、わけがわからないだろうと思います。
で、巻いてきます。
クレープのようにくるくると。てか、別にクレープじゃないので、破れにくいため、決してプロの技ってわけでもありません。
さらにくるっと。さすがベトナム。何でも春巻きみたいです。
巻き上がりました。このまま封をしたら、春巻き風です。
さー、できました。「1万ドンアルヨ」なんていわれたら、ボッタくられている可能性がありますので、日本語でまくし立てましょう。てか、作ってもらう前に、価格を聞いとくべきです。
はい、3分間クッキングのテーマ曲を口ずさんでいる人は、ここで止めてもらってもオッケーです。
ということで、恋人たちの甘い恋人、ボービア。皆さんも是非。
ハノイ 太郎
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