わんさかエビがいるので、市場に行けば、どこでもエビを買うことができます。
わんさかですので、当然、エビを使った料理なんてのもあります。
ということで、今日はエビを使ったお手軽ローカル屋さんについてのご紹介です。
場所は、ハノイの日本人生息区域のひとつである、Kim Ma 通り。
日本食料理屋が立ち並ぶ端っこに、そのお店は突然現れました。
名前は、TEN TEN。したに、ひらがなで「てんてん」と書いています。意味は、よくわかりません。
お店の前には、商品の一覧表があります。
メニューは、「ビーフン」、「イエローヌードル」、「赤いきしめん」、「海老ふぉー」
以上の4種類です。翻訳的には、まぁ、間違ってはいません。
ちなみに、「イエローヌードル」って、写真的には、普通の中華麺っぽい写真ですが、
コレがおいてありましたので、たぶん、中華麺じゃなく、いつものインスタントなのだと思います。
また、4種類ともエビがメインっぽいので、エビ愛好家の方々には、たまらないお店なんじゃないかと思います。
以上、入り口の段階で多少ネタっぽかったので、味に期待しつつ、中へ入ってみました。
日曜日の昼下がりのKim Ma は、あまり人がいないからでしょうか、はたまた、できたばっかりで、知名度がないからでしょうか、お客さんが全然いませんでした。
内装的には、非常にきれいで、机がやたらと低いことを除けば、特に問題ありません。エアコンも完備してるので、ローカル食堂にしては、快適空間です。
今回は、ビーフン(えびビーフン)を注文してみました。
ベトナム2大料理の一つ、「ブン」ではなく、ビーフンです。
待つこと30秒、
そりゃ、出てきますね。
エアコンの快適さのせいで、ローカル食堂って事をすっかり忘れていました。ベトナム名物、レタスと草の盛り合わせです。
全部食べて、もう一皿お代わりするのもよし、100%手をつけないのもよし、各個人の判断にお任せする一品です。
そんなこんな考えてるうちに、商品が来ました。
んー、他のお店で食べるこのたぐいの料理とは、明らかに異なります。
なんというのでしょうか、スープが透明じゃありません。
ベトナムのフォーやらブンって、スープの透明度が高いのですが、このスープは、底が見えません。まるで日本のラーメンスープのようです。
ひとくち飲んでみると、これまた深い。ベトナム料理の中では、かなり深みのあるスープです。
やればできるじゃん、ベトナム人。という感じです。スープについて研究しました感が出てます。
普通のフォーなどのスープって、味の素ベースの、どの店も同じようなスープなのですが、このお店のスープは、なんやかんやと、ダシが出てる模様で、うまいです。
濃厚で、若干とろみがあります。
スタッフの女性に、ベトナム語で聞いたところ、どうやら豚のアバラ骨などから抽出したスープらしいです。つまり、豚骨スープみたいです。ただ、私のベトナム語レベルは、日本語検定 N6 程度なので、合ってるのかどうかは、定かじゃありません。
ですが、豚骨っぽくもあり、味噌っぽくもある、そんなスープです。
なお、ハードルを上げときながら、こういうことを言うのも変ですが、日本のラーメンスープと比べると、まだまだ修行が足りません。そこまで期待すると、がっかり感もハンパないので、注意が必要です。
基本的に、少し薄めなので、醤油や味噌で、もっと味を濃くすれば、日本のラーメンレベルになるかもしれません。
あくまで、ローカルフォー以上、日本の豚骨ラーメン未満です。
それと、少し辛いので、辛くないほうが良いなら、あらかじめ言っておく必要があります。
具材は、色々入ってますが、エビに加えて、牛すじ肉なんてのも入ってます。普通にやわらかく、とてもおいしいです。スープによくあいます。
で、肝心の麺についてですが、これが非常に残念。
商品が来るまでは、ビーフンといいつつ、単なる「ブン」じゃないの??って思ってましたが、本当にビーフンでした。
ただ、ビーフンの品質自体が、なんともいえない微妙感に満ち溢れており、それじゃない感でいっぱいです。
正直、普通のインスタント麺で良いんじゃね??っておもいました。
そういう意味では、
これでいいと思います。
ということで、ビーフンは微妙でしたが、スープが本格的にうまい、エビ系の専門ローカル食堂。基本的に麺料理だけですが、他とは違う、次世代のスープだと思うので、是非お勧めです。
ちなみに、店長は、ヘビー級です。たぶん、研究する際に、味見しすぎたんだと思います。
あと、スタッフの方々は、最低限の日本語ができますので、お子様連れでも安心ですし、お子様だけでも安心です。そもそも、机がお子様用です。
Kim Ma へお越しの際は、是非。
てんてん(TEN TEN)
647B Kim Ma, Ba Dinh Dist, Ha Noi
ハノイ太郎
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