そう、フォーです。
フォーもブンも、あれはあれでおいしいのですが、濃い味や、素材を生かした味に慣れている日本人にとっては、あまりにも浅く、正直毎日食べるほどのインパクトはありません。
しかもハノイの 99.9%くらいの店は、すべて似たような味なのが現実です。
そこで今日は、残り 0.1%に含まれるであろうお店、あさりブンのお店をご紹介したいと思います。なお、実際のところ、あさりなのか何なのかはわかりませんが、サイズ的にあさりだろうということで、あさりブンと表現しています(もしかすると、しじみかもしれません)。
また、今回取り上げるあさりブンは、スープにブンという名の麺が入った、よくあるパターンの料理です。
で、お店の外観です。路上で食べる感じの、ド・ローカルなお店です。ただ、他の店よりは、やや、こぎれいです。
お店の名前は、「Bun Ngao (貝(今回は、たぶんアサリ) ブン)」。料理の内容がわかりやすいのが、ここベトナムローカルの特徴です。スープに入った麺は、私自身、かなりの種類のお店で、食べてきましたが、結論から言いますと、このお店が一番おいしいかもしれません。
少なくとも、あさりを使ったブンって、このお店でしか見たことがありません。そういう意味では、非常に希少価値のあるお店だと思います。
そんな中、今回は、「Bun Ngao Tom (あさりブン+えび)を注文してみました。待つこと1分。料理ができました。さすが、速度だけは日本を上回る早さです。
見た目の時点で、すでにそこらへんでは見かけないビジュアルです。エビがなんともおいしそうです。
具材は、あさりと海老、それにきくらげ、謎野菜とトマトです。スープは Banh Da Cua スープ(カニベースのスープ麺)を中心に、あさりのダシがタップリ出ていて、ハノイにもこんなのあったんだ!と、日本人がびっくりするほど深い味わいになっています。
そんじゃそこいらのフォーや、ブンなどとはえらい違います。やっぱ魚介類はすごいです。海のミネラルやらなんやらが関係しているのでしょう。
といっても、麺は、よく見かけるブンに過ぎません。ですがこのスープのおかげで、食べなれたはずのブンが、とんでもなくクオリティの高い料理に生まれ変わっています。
あくまで私個人の感想としてですが、ベトナムで食べた料理の中で、ベスト10に入る料理に認定しました。
もちろん、私の中で毎年開催される、ブン・オブザイヤー2014の暫定優勝候補にノミネート決定です。
さて、皆さん気になるお値段ですが、な・な・なんと、35000 ドン。そこいらのブンやフォーと変わりません。
お財布にもやさしいこのお料理。ここハノイで、なぜ普及しないのかが、不思議でしょうがありません。
次回は、他の料理にも挑戦してみたいと思います。
Bun Ngao
39 Quang Trung, Hai Ba Trung,, Ha Noi
※ 夕方6時半でしまるので、ご注意を。
39 Quang Trung, Hai Ba Trung,, Ha Noi
※ 夕方6時半でしまるので、ご注意を。
ハノイ太郎
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