世界中の人に、「日本ですきなものは??」と聞くと、桜や富士山などと有名どころが並ぶ中に、たいてい、寿司というキーワードが入ります。
「じゃー、寿司を食べたことのある人??」と聞くと、たいていの人は、「ありません!」と答えます。
そのくらい、有名な食文化、それが寿司なわけです。
そんな外国人の憧れである食文化、お寿司ですが、ここハノイに、なんと路上で寿司を握ってる人が登場しました。
路上と言えば、普通は、お茶だったり、フォーやらブンチャーなので、非常に斬新で、新しいお店(つーか、場所)です。
もっとも、ホーチミンの辺りでは、路上のすし屋がそれなりに繁盛しているらしく、そちらがハノイ展開してるのではないか?という話も聞きました。
と言うことで、今回は、ハノイの路上寿司をご紹介します。
路上寿司といえど、実際は、駐車場の一区画でやってるお店なので、正確には、路上ではなく、駐車場寿司って感じです。車でやってきたお客さんも、駐車場を探すことなく、そのまま駐車することが可能です。
もともと、屋根もあるので、雨が降ってもおいしいお寿司を楽しむことが出来ます。台風が来てるときでも、全然問題ありません。多少吹き込みますが。
で、まず、メニューを見てびっくり。写真はとてもおいしそうです。価格帯も、そこらへんの日本食レストランで食べるおすしに比べ、安い感じもします。特に、セットと単品メニューが安いです。
さて、横の人が食べているお寿司がやたらとおいしそうに見えてきましたので、とりあえず注文してみました。
注文してから気づいたのですが、このお店、職人さん(風ベトナム人)が、1人で握ってるらしく、商品の提供までに、やや時間がかかります。
まー、フェイスブックの写真を撮ったり、道を走る車を眺めたり、食品衛生について考えたりと、約20分。
やってきました、お寿司です。
寿司の盛り合わせで、「98000ドン」。これに、1品料理をつければ、十分おなかが膨れます。ちなみに、1品料理もやたらと安いので、別の意味で、お会計が楽しみです。
で、肝心の味ですが、これまたウマい。
予想では、色の変色した魚、おにぎりのような米を期待していたのですが、予想以上のクオリティ。実際食べてみると、回転寿司並、或いはそれ以上のクオリティでした。はっきり言って、普通にうまいです。
ちなみに、写真の中の、軍艦巻きで、もにょもにょした物体(左手前と奥)は、サーモンです。ベトナム料理にしょっちゅうかかってる、カリカリニンニクチップみたいなやつ、アレとサーモンをタレであえて、巻いてる感じです。
創作寿司なわけですが、ウマーいです。こういうのもあるんだー、って感じです。
醤油なども、日本の醤油を使ってるみたいです。また、ベトナム人が寿司を出すとき、わさびが黄緑色の粘土っていうケースが多いのですが、ここのわさびは、しっかり、普通にわさびです。
サーモンづくし。これも、98000ドン。
いやはや、これも非常においしいです。どこかのお寿司みたいに、ネタよりも、米のボリュームがすごい、ということもなく、ちゃーんとシャリとネタのコラボレーションが、オクチの中でひろがります。
で、創作寿司系。これも「98000ドン」。
もう、ここが路上(てか駐車場)ってことを忘れちゃいそうなクオリティです。
ちなみに、お寿司を食べてると、厨房(というか、冷蔵庫兼まな板台)の横を、車が出て行きました。これぞ、路上寿司の醍醐味です。
ということで、今回は路上寿司をご紹介しました。
想像していたよりも、はるかにクオリティが高く、日本の回転すしよりは全然おいしいと思いました。また来たい!と思わせるお店ではないでしょうか。
最初にも書きましたが、ホーチミンでは、路上すし屋さんがそこそこ繁盛しているらしいです。
そういうお店がハノイまで進出してきたのかと思いきや、正確には、ホーチミンで修行したベトナム人が出展したお店みたいです。まぁ、修行して突然独立しちゃった系でしょう。
で、オーナーは、ベトナム人。実は、さっきからお寿司を握ってる彼が、オーナーでした。
少し日本語を話すので、日本語が出来るのかと思いきや、全然出来ません。まぁ、お店の人は、微妙に日本語が出来ますので、実際は問題ありません。
食品衛生管理なんてない国ですが、さすがにお魚ですので、最低限の衛生管理は守ってもらいつつ、今後のハノイでの展開に期待です。
いまのところ、おなかの調子は、絶好調です。
コスパ、味、共に優れたお店です。
皆さんも、是非。
Street Sushi
11 Nguyen Chi Thanh, Ba Dinh, Ha Noi
ハノイ太郎
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